離婚してから八年が経っていました。
最初の二年はとにかく生活を立て直すことで精一杯で、そこからの五年は“ひとりで大丈夫”をなんとなく続けてきた時間でした。
仕事は自由で、生活は整っていて、特に大きな不満も不便もありませんでした。
ただ困った時に相談できる相手も、嬉しい出来事を分け合う相手もいないという事実だけが残っていました。
再婚を積極的に望んでいた訳ではなく、結婚相談所に登録する気にもなれず、友人の紹介も気が進まず、かといって孤独を受け入れきっていた訳でもありませんでした。こういう半端な状態は若い頃よりも扱いが難しく、誰にも言えないまま時間だけが進んでいました。
依頼後しばらくして、昔の取引先の女性から連絡があり、仕事の話をきっかけに何度か会うようになりました。
特別な出来事ではなく、生活の話や体調の話といった当たり前の会話が続きました。
その当たり前の会話が思いのほか安心できるもので、“もう一度誰かと暮らす”という選択が現実として浮かび始めました。
再婚という言葉は重たく感じましたが、焦らなくても話が進んでいき、自然に周囲も巻き込まれていきました。
最終的に一緒に暮らす形になり、籍を入れることも二人の中で静かに決まりました。
再婚は勢いでも若さでもなく、生活の延長として決まるものなのだと知りました。
依頼していなかったら、私は“ひとりで大丈夫”という言葉の裏にある孤独を誤魔化し続けていたと思います。
あの時動いたことには、今も感謝しています。
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